営業職の女が新卒で入った会社を辞めた話
女性だからこそ感じる営業の厳しさ
私は給料が良くて「女性の営業ってなんかカッコいい」という理由で、新卒で一部上場企業の営業職に就職しました。
最初は営業という仕事が楽しくてしょうがなく、毎日誰よりも早く出社し、終電まで残業するという生活を続けていました。
自分の意志でやっていたのでもちろんそれに対して苦しい、嫌だという感覚はなく、むしろイキイキと働けていたと思います。
しかし、入社して1年が経った頃からどんどん厳しくなるノルマ、女性という理由で成績を出しても中々評価されない、妬まれるという厳しい現実に直面するようになりました。
それから2年耐えたが、3年目で退職
今より頑張れば周囲の目も変わるだろうと、それでも2年ほど頑張ったのですが、状況は変わることなくむしろ悪化したので、3年目の夏に退職しました。
この後の女性が営業をやるデメリットの項目でも解説していますが、女性は頑張っても本当に評価されないです。
私より成績の低い男性営業が上司に評価されて出世していく一方で、私は役職すらつきませんでした。
理由を聞いたら「女性は管理職にしても結婚や出産で辞めちゃうから…」というのを、コンプライアンスに抵触しないよう遠回しに言われました。
東証一部上場の企業ですらこういう認識じゃ、女性営業職の未来は明るくないしと思いますし、なにより仕事もモチベーションが最低になりますよね。
女性で営業職をやるメリット
以下では実際に女性で営業職を3年やった私から見た、メリットについて紹介していきます。
異性からのウケが良い
営業マンの第一印象は「見た目」です。そして業界問わず、営業先の上役に多いのは男性です。
男性営業だと新規顧客だと警戒されたりするのですが、女性だとそれだけで相手は耳を傾けてくる確率が男性営業マンより高いです。
あとこれは東証一部上場の企業というステータスも関係していると思うのですが、異性にもモテますね。
細かいところに気を使えるようになる
営業はいかに相手の心に入り込むが重要なので、細かい所に気づいたり、気を使えるようになります。
このスキルは営業を続ける場合はもちろん、今後どの職業に転職しても役立つでしょう。
また、女性目線といった言葉があるように、男性では気がつかないことがあります。
営業の仕方や、アプローチ方法は男性と女性ではまるで違います。
大学の同期の事務職より給与が高い
基本給をそのまま支給される事務職とは異なり、営業職だと営業手当というインセンティブ報酬が付きます。
そのため、営業成績次第では同年代の女性よりかなり高めの給料をもらうことも可能です。
女性で営業職をやるデメリット
何でも「女性だから」という目線で見られる
未だ、経営陣や営業マンのトップは男性が多いので女性というだけで悪い意味で特別扱いされることが多いです。
例えば失敗をした場合には「やっぱり女性だからねぇ」という理由にされやすいです。
生理等の体調不良でも仕事をしなければいけない
仕事のストレス等に関係なく、生理による腹痛は防げることがありません。
営業はお客様が第一なので、どれだけ生理が酷い時でも笑顔で文句を言わず働かなくてはいけないのは辛かったです。
飲みの場では接待というよりキャバクラになる
営業なので常連のお客様や、重要なお客様との接待・飲み会はもちろんあります。
男女問わず接待の場では相手の機嫌を取りますが、取引先の代表が昭和のおじさんだとキャバクラのような対応を求められることも少なくなかったです。
飲み会が多くてプライベートが取りにくい
営業職をやっていると、定時で上がって飲み会や合コンといった交流の場に行く事務職の人達に憧れるときがあります。
というのも私の職場では女性でも仕事が終わった後は男性営業マンに飲み会に連れて行かれることが多いからです。
断ると「女性はやっぱりノリが悪い」と影で言われたり、ここでも女性差別かと思いました。
女子力が下がっていく
場合によってきますが、仕事中は営業マンであっても中身はひとりの女性です。
家に帰ってから風呂に入ったり、化粧を落としたりと男性ではやることのないことがあります。
しかし、時間が遅くなって帰ると疲れ切っているので、料理やおしゃれなど女子らしい生活が疎かになることもあります。
数字が上がっても出世できない
もし成績が良い営業マンが男女ひとりずついた場合はほぼ100%男性が出世するケースが多いです。
結局、女性は結婚や出産で会社を抜けることが余儀なくなるケースがあるので出世しにくいです。
これが私が営業職をやめようと思った最大の理由かもしれません。
営業職をやめた女が次に選んだ仕事は派遣の事務職
給料は営業マンだった頃と変わらない
私は東証一部上場の営業職を辞めた後、派遣で事務職で働くようなりました。
最大の理由は定時で帰れるのと給料で、スキルを考慮されて時給が高かったのもあると思うのですが、なんと営業で働いていた時とほとんど変わらない収入を得ています。
私の職場には時給4000円で働いている派遣の事務の方もいます。
営業職を経験してきた女性であれば事務経験がなくとも各社から引く手あまたなので、想像以上の給料を手にすることができます。
「営業=高給」だと思って、辛くても頑張ろうとこの世界に飛び込んだ女性も多いと思いますが、それよりも負担の軽い「事務」でしかも「派遣」で同じ給料をもらっている女性がわんさかいるんです。
イメージに反して派遣は快適
派遣というとイメージが悪いと思いますが、これは世間の認識であって、実際は高給で定時で帰れるし、仕事を気分でチェンジできるので非常に快適です。
また、女性からすれば将来的に育児や結婚で現場を離れても、派遣だといくらでも復職することができます。
また、私の後輩で「営業が辛い」と新卒で入った会社を辞めた人が、同じくのびのび派遣の世界で働いている方を何人も知っています。
女なら派遣でも問題ない
男性であれば派遣として働くと今後のキャリアを考えた時に厳しいものがあるかもしれませんが、女性であれば派遣でもそれほど問題ありません。
男性は40代を超えると派遣で紹介される仕事が激減するのですが、女性は40代、50代になっても事務系の案件がたくさんあります。
むしろベテランの事務スキルを持っているので、若い頃より高時給で引く手あまたになる方も少なくないようです。
そのため、今後ずっと働き続ける方はもちろん、結婚や出産を考えている方は柔軟に就業と退職ができる派遣での働き方が特におすすめと言えるでしょう。
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営業職の女が新卒で入った会社を辞めた話まとめ
今回は新卒から営業職として働いていた私が、会社を辞めて派遣の事務職で働いた話をしました。
営業職で働く女性は私を含め増えていますが、やはり厳しい世界であるのは事実です。
私の場合は派遣の事務職で働いた結果、給料は変わらない、むしろ微増しているくらいなのに、土日祝日は休みで残業も一切なく定時で帰れるようになったので満足しています。
今現在、女性で営業職として働いていて悩んでいる方がいれば、一度派遣会社に登録してみても良いでしょう。
登録しても絶対に派遣社員として働かなくてはいけないワケではなく、どんな求人があるのか確認するだけも良いのでおすすめです。
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