退職理由は派遣でも求められる!良い退職理由と悪い退職理由
退職理由でも、本音ばかりを語ってしまうとマイナスポイントになることばかりです。女性に多い退職理由は、「人間関係」「給与」「労働時間」といった3つに挙げられます。事務職でダントツに多い理由は「人間関係」です。事務職ではある程度、給与が安いことが分かっているため、人間関係で辞めてしまう方が多いのです。
退職理由の本音と建前
転職では本音と建前を使い分けてください。本当のことを言ってばっかりでは新しい仕事先を見つけることは難しくなります。しかし、派遣会社の担当の人にはしっかりと本音の部分を話すことで条件に合った仕事先を見つけやすくなり、勤務後の離職率がグッと下がります。
退職理由の建前
繰り返しになりますが、女性の退職理由の1位は「人間関係」。しかし、建前は言っていることが全く異なります。
建前で言う退職理由のダントツの1位は「家庭の事情」。退職する女性の40%以上もの人がそれを理由にしています。2位が「キャリアアップ」20%です。しかし、その理由が建前であることは派遣会社の人には分かっています。もし本当に理由があるならハッキリと言いましょう。建前では約5%くらいの人しか「人間関係」を理由にしていません。
退職理由の本音
女性の退職理由の1位は人間関係ですが、その次にくる2位の「給与」、3位の「労働時間」といったことはほぼ僅差で退職理由を全体でみてもこの3つが70%を占めます。派遣会社では、この本音部分を参考にしながら、派遣の案件を探してきます。派遣会社としては少しでも女性の働きやすい環境を整えることを第一に考えています。
派遣でも「人間関係」を理由に退職することは不利
派遣の案件でも短期間で退職しても仕事は見つかります。しかし、その理由が「人間関係」が理由だと派遣でも仕事を見つけることは難しくなります。そこに関しては仕事をしてみた本人にしかわからないところになってきます。もちろん、派遣会社としては、派遣先の担当者の人柄などを考慮して職場環境の良い派遣先を紹介します。
特に、派遣登録をして派遣先との顔合わせの際には「人間関係が理由で退職しました」と言わないことが良いです。
退職理由として労働時間が長かったことが一番スムーズに伝わり、本音に聞こえる可能性が高いです。多少残業時間などを長く伝えて「毎日22時まで働いていました」などと言っておきます。付け加えて「残業はできるんですけど、毎日22時はキツかったです。」と言っておけば、派遣先に「根性あるな、この人少しの残業なら対応できるのか」と好印象を持たれます。残業しないことが一番ですが、派遣社員でも多少の残業に耐えてきたことを言っておいた方が有利です。
派遣の職歴の多さは派遣においては無関係
派遣は期間の定めが決まっている仕事ばかりです。なので、職歴が多くなってしまいます。職歴が多いことを気にする方も多いですが、特に派遣にはそこまで関係してくることはありません。派遣社員で問われることは「何ができるか」です。その人のスキルがどれくらいあるのか?どこまで仕事を任せられるか?そうした目線で派遣先は考えています。未経験OKの仕事であれば、スキルなどは求められず、その人の人柄重視で採用されることが多いです。
経験豊富なことは有利になる?
派遣社員ならではことですが、決まった期間での派遣が多いので、1年で2回以上も派遣先が変わることもあります。職歴欄に増えていく職歴は自分の1つの武器として使える可能性があります。派遣先によっては事務職に総合的な仕事を頼む可能性があると言ってくる派遣先があります。
例えば、「経費の計算」「飲み会の場所取り予約」「書類整理」「打ち込み」「会議の資料をまとめる」「データ入力」といった多岐に渡り仕事を任されることがあります。ここで活かされることは経験です。やったことがある程度でも構いません、仕事内容は流れだけでも理解しているだけでも戦力として必要とされます。資格以上に経験が重要視されることも多いです。
退職理由を使いわける
これは、派遣会社の営業担当の人とみっちり打ち合わせをしていく必要があります。すぐに仕事を辞めたからといって仕事先が決まらないことなんてありません。人が足りていないから人材派遣会社が存在しています。猫の手も借りたいと思っている会社ほど、退職理由よりすぐに人が派遣されてくることを望んでいます。早く仕事先を見つけたいのであれば、自分の視野を広げるために派遣ということを少しでも視野に入れておいても損はしないだろう。