第二新卒は派遣でも有利?その年齢と期間について
第二新卒とは?
第二新卒に定義はありません。大まかにいうと「学校卒業後に一度就職したが、数年で辞めた若年層」を指し、会社によって第二新卒の年齢や卒業してから離職するまでを「◯年」と決めているところもあります。20代前半の方で一度退職を経験している方であれば大体の方を指します。
第二新卒はどれぐらいの人数がいるの?
厚生労働省のデータでは3年以内の離職率は約30%と言われております。また毎年約40万人の方が就職しており、毎年15万人近くが第二新卒として新しく職場を探しています。
積極的に企業が第二新卒を求めている理由
- ある程度のビジネスマナーが備わっている
すぐに会社を辞めたとしても、社会人経験があるか無いかは、企業にとって「教育」の観点で大きなプラスになります。 - 基本スキルがある
営業であれば、飛び込み・テレアポなどのノウハウ、事務であればパソコンスキルが最初から備わっています。 - 自分のやり方が備わっていない
中途採用の中堅層になると、自分のやり方があったり前の会社のやり方が抜けない人が多いです。その点、第二新卒のように基本的な部分しか覚えていない人であればこれからその会社で教えて染めることができます。 - 熱意ややる気がある
一度会社を辞めて再就職を目指しているため、自分のやりたいことを改めて慎重に見つめ直しています。そういった経験から就職する人は新卒以上にやる気を感じられます。
以上のように第二新卒は新卒以上のスキルで中途採用以下のノウハウを持った人を指します。他にも転職回数としても20代前半であれば1回程を目安としています。若年層であっても何度も就職して転職を繰り返すようなことがあっては第二新卒とは呼べません。
派遣先でも第二新卒は好まれる
第二新卒が欲しいのは転職先だけではありません。派遣先でも第二新卒は好まれます。理由は上記で述べたこと同様に、派遣先も若年層の採用には積極的になっており「社会人経験者」と見なされて大幅に派遣先の幅が広がります。即戦力を求められる印象の強い派遣でも、若い人の採用には力を入れています。
「経験者」という目で見られ求められることも多い
以前の会社がどういった会社にいたかわかりませんが、「第二新卒歓迎」と記載されている転職先では一般常識を問われることが多いです。場合によっては「こんなこともできないの?」と前の会社の経験やビジネスマナーが活かされないことがあります。会社によっての当たり前が異なりキャリアアップとして転職する人が多いですが、会社によっては新人研修を全く行わない会社もあるため、何も学ばずに退職して就職難になることもあります。
派遣で自分を見直す期間を設ける
社会復帰のために設けてある派遣社員としての働き方、これは第二新卒の方にも向いています。もし、あなたが以前の会社でビジネスマナーやパソコンスキルを教えてくれることがなかったのであれば、すぐに転職せずに派遣で働きながらスキルを磨くことも大切です。もう一度転職してまた自分に合わないと思って離職してはさらに就職が厳しくなってきます。そういった自分を見直す期間として、派遣で1年間に色んな職場を体験して自分に合った「本当の職場」を見つけるための手段として派遣登録をすることも賢い選択です。