環境さえ整っていれば産後6週間で仕事復帰可能
保育園が決まっていたり、実家の協力を得られるのであれば、1ヶ月ゆっくりして床上げ後からバイトやパート、正社員で仕事復帰することは可能です。しかし現実問題、夜間の授乳が安定しない時期で寝不足だったり、バイトである程度自由がきいても復帰が大変な時期でもあります。
そして、やる気はあっても子供の預け先が大きな問題になります。実家や義実家が近かったり同居で面倒を見てくれる人がいれば安心して働くことができますが、待機児童問題などで子供の預け先が見つからない場合、働きに出ることができませんね。
また「自分は大丈夫!」と思っても産後6週までは有無を言わさず働くことが法律で禁止されています。すぐにでも働いて家計を助けたい気持ちも分かりますが、ゆっくり母体を休ませることも今後のために必要な「仕事」となります。
保育園は時として赤字になることも
認可保育園は、産休育休を取得している母親でもなかなか入れず、0〜2歳の応募が殺到しています。多くの母親は無認可保育園に通わせながら認可保育園の空きを待っている状態です。
ただ、認可外保育園はとてもお金がかかるんです。時給1000円以下のパートやバイトだと手元に残るお金は数千円と赤字になってしまいます。大変なバイトで疲れて稼いだお金が保育料にしかならないのであれば、一体なんのために働いているのか分からなくなってしまいますよね。
保育園入園の狙い目としては募集が多い新年度ですが、中途半端な時期からの入園募集は余程のことがない限り入れないのが現状です。
バイトをしながら保育園に預けるのは現実的ではない
子供の面倒を見てくれる人がいたり在宅委託業務で仕事ができたりしない限り、バイトをしながら認可外保育園に通わせるのは母親にとって負担が大きくなります。
そこで、思い切ってハローワークに行って主婦でも働ける条件の仕事を探してみたり、派遣会社に登録して勤務時間が選べる仕事を紹介してもらうのが現実的でしょう。最も一般的で効率よく稼ぐことができるのは後者、つまり派遣会社への登録です。
派遣に対するイメージは正直あまりよくないかもしれませんが、最近は(むしろ昔からなのですが)時給は全て1000円以上、案件によっては1500~3000円というのもゴロゴロあります。やることは一般企業の事務であったり、受付、秘書など、あなたが想像している仕事(現場作業や警備員、清掃員など)ではありませんので安心して下さい。
また最近では、働く母親を応援するため保育園付きの企業も流行っています。就業中は付属の保育園で安くみていてもらえるため非常に安心です。
しっかりと働ける会社を見つける、又は派遣など時間に融通がきき時給が高い仕事に絞る、など現実的な対策を取ることが産後の働き方として賢いやり方です。闇雲に低賃金のアルバイトを詰め込んでも全く意味がありません。
仮に認可保育園の審査が落ちたとしても、こうした働き方をしながら認可外保育園に通わせ、空きがでれば移ることもできます。主婦・母親の働き方はアルバイトだけではありませんから、少し視野を広げた働き方を目指してみましょう。