注意すべき派遣案件の特徴
「注意すべき派遣案件」とは、いわゆる「ワケあり」を意味します。求人を見た段階で判断できるので、下記に該当する案件は注意して下さい。
仕事が簡単なのに時給が高い中小企業案件
簡単な事務や軽作業なのに、高時給の案件にはそれなりの理由があります。職場環境が悪く時給だけを高く設定し、無理にでも人を集めようとしています。
大手企業の案件でも時給を高く設定しているところはありますが、その分高いスキルや経験を求めており、社内選考で落とされてしまいます。しかし中小企業の場合は、経験を問わず、時給を釣り上げとにかく「数」を集めることに注力しています。時給1,500円以上の事務や軽作業の案件で、企業規模の小さいところは注意して下さい。
3ヶ月以上掲載されている案件
派遣の案件は長くても1ヶ月で入れ替わります。しかし中には3ヶ月以上残っている案件も存在します。こうした案件は人気がないか離職率が高く、ずっと掲載している可能性が高いでしょう。
中でも人気のある一般事務や大学事務、受付のお仕事は、通常1ヶ月以上掲載されることはありません。それでも掲載され続けているものは何かしら理由があると見て良いでしょう。
事務仕事なのに求めるスキルが多い案件
一般事務で求められるスキルはPCの基本操作(Word・Excel)や電話対応。それ以外にPowerPointやアクセスなどのスキルを求める企業は、たとえ事務でも仕事が多岐に渡り、仕事量が多い、責任が重い仕事と判断することができます。
事務案件で時給1,500円以下、PCの基本操作以上を求めている求人は応募を控えましょう。
平均年齢20代の会社の案件
若年層にとっては同じ職場に20代が多いことは魅力的に思えますが、若い企業ほど人材育成に関するノウハウが整っていません。ベンチャー思考が強く派遣社員に対する期待が大きいため、スキル不足と判断されると契約を切られてしまいます。
もちろん残って頑張る方もいますが、それは成果をしっかり出せている方。良い意味でも悪い意味でも、派遣社員と正社員に差別をなくし、分け隔てなく高い実績を求めるため初心者には厳しい環境と言えます。
「アットホームな雰囲気」だけを売りにしている企業
「アットホーム」とは派遣先にこれといった特徴がないときに使う求人の代表的な文言です。確かにアットホームかもしれませんが、プライベートまで干渉してくるのは派遣社員にとって不都合となるケースが多いので、どちらにしても申し込むべきではありません。
派遣社員でもサービス残業や飲み会など多いことが考えられます。
【性格別】あなたに合う仕事・合わない仕事
「辛い仕事」といっても、その捉え方は様々です。派遣社員でも仕事が好きで残業している方や、残業代が欲しくてわざと業務量が多い仕事を選んでいる方も意外と多いのです。しかし、あくまでその仕事に合っているからの話で、合わない仕事に就いている方にとっては、残業しなくてもその業務自体が辛く感じてしまいます。
コツコツすることが苦手な方に辛い仕事
- 経理
- キーパンチャー
- 軽作業員
日々の仕事内容は変わらず、同じことを繰り返すコツコツとした業務です。望んでその職種に就く方も多いのですが、集中力と正確性が必要とされるため、慣れない方にとっては辛い仕事です。
コミュニケーションが苦手な方に辛い仕事
- 事務系全般
- 受付
- 秘書
- 営業系全般
- テレフォンオペレーター
コミュニケーション能力はどこの職場でも必要とされますが、特に上記の仕事は絶望的に不向きです。ただ苦手な方でも、毎日のように電話や訪問による顧客対応に追われるため、「仕事」と割り切ることができれば意外と受け入れられる方も多い職種です。コミュニケーション能力に自信がなければ、大手派遣会社ではビジネス研修を無料で設けているため、そうしたところに登録するのも良いでしょう。
プライベートを充実させたい方に合わない仕事
- クリエイティブ系全般
- 個人秘書
- 通訳・翻訳
- 保育士
毎日「確実に」残業がある派遣のお仕事です。女性の憧れである秘書は超高時給な反面、プライベートの充実は難しい。通訳・翻訳も秘書同様に担当する方次第で就業時間が左右されます。
保育士は時給は高めですが朝から晩まで働き拘束時間が長く、「お金を求めてはいけない仕事」です。