男尊女卑を受け入れる覚悟はある?
男性社会に身を投じるということは、自分が女であること、男性を立て、働きやすい環境を作り出すことを念頭に働く必要があります。派遣社員であることも理由の一つではありますが、女性としての意見そのものが通りづらい、反対されることが多くなります。
言われたことをやる、否定しない、意見しない、というある意味「機械的」な女性が最も好まれます。
そんな職場を「働きやすい」と思っている女性が多いのも、ある意味何も考える必要がなく楽であり、同性がいないため気を使う必要がないからなのでしょう。
女性特有の悩みに対する理解が乏しい
生理休暇や産休・育休など、女性が多い職場では取得しやすい環境ではありますが、男性ばかりの職場では中々理解されにくく、取得率も悪い傾向があります。休暇そのものは制限できませんが、派遣社員の場合だと契約を切られる可能性が高まります。
飲み会の誘いが多い
男性社会であるが故に、飲みの席では一人でも多くの女性社員が必要とされます。異性とのコミュニケーションは大事ですが、女性が少ないということで参加しても、話が合わなかったり、セクハラ発言に嫌悪感を抱くこともあるでしょう。無理に参加して愛想笑いを振りまくことや相槌を打つことに疲れてしまい、それがストレスの原因となることもあります。
男性も「無理なら来なくてもいいよ」と優しい言葉をかけてくれますが、実際は何度も断っていると、「ノリが悪い」と思われ、中小企業であるとそれが契約に関わることもあります。言い換えれば、飲みの席で愛想をうまく振りまくことができれば、契約を延長、あるいは直接雇用の話に発展することもあります。
評価されることが少ない、昇給が難しい
女性は結婚や出産で職場を離れてしまうことがあるため、任される仕事の規模も小さく、「そのうち退職する」と思われ昇給制度そのものを設けていない会社は意外と多くあります。男性が多い職場では、何より結婚や産休で職場復帰する前例が少ないためです。
このケースは正社員でも不満に思う方が多く、男性が多い職場では上司や幹部に女性がいないため、仕事ができても評価対象から外されていることがあります。派遣社員であれば契約期間があるため、なおさら昇給のチャンスがなく、任される仕事の規模が常に一定でキャリアアップできない可能性が高いでしょう。