派遣をドタキャン・バックレするとどうなる？
ブラックリストに掲載される
音信不通（ドタキャン・バックレ）の場合、ブラックリストに追加され、今後その派遣会社で派遣社員として就業することができなくなります。
理由もなく派遣当日にキャンセルしてしまうと、派遣会社と派遣先の信頼関係に関わる大問題に発展します。あなたの行動一つで、派遣会社にとっての契約先が無くなってしまうかもしれないのです。
「派遣社員」は派遣会社がサービスを提供するうえでの商品です。「だから派遣は信用できない」という世間の声はこうした軽率な行動からイメージが付いてしまっているのです。
信頼関係が壊れる
派遣会社にとっての派遣社員とは、自社におけるサービス・商品です。自信を持って派遣先に「あなた」という人間を紹介し、就業に至ったというのに「現場に来ない」というのは、派遣会社にとっても残念ですし、派遣先にとっても派遣会社やあなたに対して非常に落胆します。
社会人としても「あり得ない」ことですので、信頼関係が間違いなく失われ、あなたに仕事が紹介されることは一切なくなります。
場合によってはそのブラックリストについても派遣会社間で回され、「派遣」として働くことができなくなってしまうことも考えられます。これは派遣社員にとって一番避けたい事態です。
やむを得ない事態があったとしても、その派遣会社の登録データに、当日キャンセルしたこと・バックレしたことが履歴として残ってしまいます。
派遣先をバックレたりドタキャンした場合の対処法
すぐに他の派遣会社に登録する
理由もなく突然キャンセルする場合は、ブラックリスト入りを覚悟しなければいけません。
原則的に1つの派遣会社でブラックリスト入りされても、その情報が他の派遣会社に共有されることはありません。
※地域密着型、中小派遣会社では回されている可能性が高いでしょう。
絶対にブラックリスト入りしたくない派遣会社
- テンプスタッフ
- アデコ
- リクルートスタッフィング
- パソナ
- スタッフサービス
- ランスタッド
- マンパワー
この7つの派遣会社は業界をけん引する派遣会社なので、特にブラックリスト入りを避けたい会社です。口コミの評価や再就職率も高く、派遣求人を多く抱えています。
ブラックリスト入りした派遣会社では、ビジネス研修を受けられなくなることもあります。
最低でも営業マンに一言連絡する
派遣先が決まってから、一度も就業せずキャンセルする方は少なくありません。
しかし、キャンセルすることが分かっている場合は遅くても仕事の1週間前にキャンセル連絡をしておけば、ブラックリスト入りを避けられます。
派遣会社もその間に代わりの派遣社員を探すことができます。
また「いじめ」などが原因の場合は、むしろ派遣先に問題があるため必ず理由を営業マンに伝えましょう。あなたに責がなく行きたくない（行けない）事由があれば、派遣会社が味方してくれます。
派遣のドタキャンや当日キャンセルに使える言い訳
- いじめに遭っている
- パワハラに遭っている
- 家族が入院した
- 他社の転職活動と被った
上記のような言い訳であれば、即ブラックリスト入りということはないでしょう。
特にいじめやパワハラがあった場合は、派遣会社に相談すれば対策を考えてくれるだけでなく、新しい派遣先を紹介してくれる可能性があるでしょう。
派遣先をドタキャンや当日キャンセルすると損害賠償を請求される？
結論から言うと、あまりにも悪質な場合は損害賠償を請求される可能性があります。
滅多なことでは派遣社員が損害賠償を請求されることはありませんが、過去にもバックレをしたいたり、勤務態度が最悪だったりすると、損害賠償を請求される可能性はゼロではないでしょう。
派遣社員がバックレてしまうと、派遣会社が派遣先に損害賠償を支払わなくてはいけないことがあるので、派遣会社がその費用をあなたに請求する可能性があります。
