フリーターでも正社員並の給料を貰える派遣社員になれる
「フリーター」は15~34歳の若年者(学生・主婦除く)の正社員以外で働いている方を指す言葉です。そのため厳密に言うとアルバイトの方だけでなく、契約社員・派遣社員の方もフリーターに含まれます。フリーターの方でも生計を立てている方が多く、アルバイトからステップアップとして派遣社員や契約社員という道を選ぶ方も多いです。
特にフルタイムで働く派遣社員や契約社員は、社会保険の加入条件を満たしていれば、保険料金を雇用する会社側と折半して加入できます。そのためアルバイトより給与面では余裕が出てきます。
アルバイトから派遣社員になりやすい職場とは?
女性であれば「事務系」、男性であれば「軽作業系」の仕事がアルバイトから派遣社員で働く職場に多いです。
こういった仕事の中には、「社会人経験不要」や「未経験歓迎」といった職場が多く、0からスタートができる環境が整っています。その分時給が安いと思われがちですが、未経験でも1200円以上の派遣求人が多く存在しています。その理由は派遣先にとって正社員1人を雇うより、派遣社員を雇ったほうが人件費が浮きやすいからです。
アルバイトから派遣社員になって給与を上げる
経験年数 | 女性におすすめの仕事 | 男性におすすめの仕事 |
未経験~3年目 | ・一般事務 ・営業事務 ・テレフォンオペレーター |
・新規開拓 ・ルートセールス ・家電量販店営業 ・軽作業 ・テレフォンオペレーター |
3年目~ | ・秘書 ・経理 ・人事総務 ・通訳・翻訳 ・受付 |
・新規開拓 ・ルートセールス ・ラウンダー ・スーパーバイザー ・SE |
女性の場合:社会人未経験の女性に対しては、事務系やコールセンターでの仕事が多数あります。時給1000~1300円と職場や仕事内容によって時給が異なります。これ以上の時給を望むと倍率も高くなり、派遣社員として採用されにくくなります。
最低でも合計して3年ほどの経験を事務で積み、次のステップに経理や人事、秘書など時給アップを狙った仕事があります。
男性の場合:男性のほうが社会人未経験から挑戦できる仕事が多いです。しかし、派遣の求人で営業系がもともと少ないため、仕事が多くても、求人数は女性より少なくなってしまいます。メインは営業系の仕事が多く、時給1000~1400円は見込めます。
経験を3年積んでも、仕事があまり変わっていないのは、その派遣先で直接雇用されたり、同じ仕事でも「経験者」という肩書きが付くだけで、時給が上がるからです。女性のように専門的な仕事は少ないですが、同じ仕事で時給を上げることができます。
フリーターは若さが派遣の採用に関わる
未経験や社会人経験不要と書かれた仕事の多くは、若年層と呼ばれる34歳までを中心に集めていることが多いです。派遣法で派遣の採用に年齢を定めることはできませんが、実際の現場では若い人から優先に採用されることが多いです。
フリーターと呼ばれる、まだ若年層に当てはまる方であれば、派遣先がすぐに見つかります。その後も派遣社員で経験を積んでいくことで、時給を上げることができます。アルバイトからステップアップのために派遣社員へ挑戦してみるのも1つの手段です。