派遣社員は忘年会や行事に参加する義務はない
正社員が当たり前のように、参加している行事に派遣社員が参加する必要はありません。また、正社員は会社から経費で忘年会の食事代がおりることもあります。そのため、逆に行くと会費を多めに回収される可能性もあります。基本的に派遣社員が行事に参加することは任意になります。
派遣社員の雇用主は派遣会社
派遣社員の前提に派遣社員へ給与や有給、福利厚生などを与えているのは雇用主である派遣会社です。派遣先に直接雇用されているわけではないことを覚えておきましょう。そのためこういった行事は契約社員であれば、半強制的に参加せざるを得ない可能性が高いです。
どんな行事なら参加すべきか?
基本的に派遣社員が行事に参加する必要はありませんが、例外として派遣社員をメインとした行事に参加したほうが良いです。派遣先で「派遣社員が働き始めたことを祝う会」も派遣先によってあります。もし、その祝う会が自分がメインであれば参加はすべきです。そのときの費用に関しては会社や周りの方が負担することが常識です。負担してくれても1次会だけの可能性もあるため、その後に関しては自己判断で2次会などに参加しましょう。
派遣社員の個人的な情報を聞き出すことは禁じている
派遣法では就業した後も、派遣先が派遣社員の個人情報を聞き出すことを禁じています。就業後に派遣先へ提示される派遣社員の情報は以下ののとおりです。
- 派遣労働者の氏名
- 性別
- 45歳以上または18歳未満であるかの情報
- 健保・厚年・雇保の資格取得状況
参考:厚生労働省「派遣相談」
派遣社員の任意になりますが、携帯番号や住所、年齢など聞き出す行為を禁じています。行事の場ではこういった状況が起きる可能性もあり、派遣社員を守るために参加義務を派遣社員の任意としています。
派遣社員の働きやすい職場を作る
派遣社員で働いている方の中には、自分の個人情報を漏らしたくない方も多いです。そういった方を守るために、派遣法で個人情報を守っています。人によって働きやすい環境は変わってくるため、忘年会のような行事の参加も任意にしています。自分で「参加したい」と思ったときに参加することはおすすめします。行事に参加義務がないことは派遣法で守られている派遣社員の強みになるかもしれません。