1年目で辞めたら転職で不利!転職を成功させるには?
新卒1年目で辞めてしまう方は10人に1人というデータがあります(厚生労働省データ参照)。1年で「辞めたい」「耐えられない」という事態が特別珍しいわけではなくなっています。それでも転職で不利になることは間違いないため、転職活動を始めるまでに「辞めたい理由」を考えて次の転職活動に活かしましょう。
辞めたい理由を箇条書きにする
なぜその仕事をやめたいのか箇条書きにしてみましょう。今回の銀行員の方を例にします。
- ノルマがあって辛い
- 資格の勉強があって土日も休めない
- 睡眠不足で体調を崩してしまう
- 会社の商品の勉強が辛い
「安定している」と思う銀行員も仕事は難しいことばかりです。中でも銀行の総合職は離職率も低いわけではありません。しかし、次の転職に活かすために辞めた理由を参考にして自分の合う仕事を見つけましょう。
ノルマがあって辛い
営業職にノルマはつき物です。その分一般事務職より給料を上乗せされています。残業やクレーム対応、上司からの仕打ちはあって当然と思っておいたほうがいいでしょう。「ノルマが嫌だ」と思っているなら、次の転職先で営業職を勧めることはできません。
資格の勉強があって土日も休めない
「法務・財務・税務検定、FP、ビジネス会計検定」といくつもの資格の勉強をしいられます。どれも安定して高収入を得るために必要な資格ですが、資格の勉強が嫌になる方も当然います。
「資格の勉強が嫌だ」というなら、資格の少ない会社で営業職に就くことをおすすめします。営業職の中でも「人材会社」や「専門商社」などは1年目に知識を詰め込むことはあっても、銀行員ほど資格の勉強をする機会は少ないです。
睡眠不足で体調を崩してしまう
残業で生活習慣が乱れることによって体を崩す方も多いでしょう。自分の体力面と相談しながらどこまで残業できるか見直してみて下さい。体調を崩す方の中には、1日のスケジュールを把握していない方も多いです。仕事のペースを見直してみて、どこに時間を割くべきか考えてみましょう。それでも体を崩すようなら残業のない一般職社員や派遣社員があります。
会社の商品の勉強が辛い
正社員で働いている以上、昇給や昇格するためには会社の勉強は必須です。それでも会社の勉強する時間がないと思うなら、正社員で働くことは難しいです。会社は経営していく上で、新しいサービスを消費者や取引先に提供していくものです。毎年のように勉強することは避けることは難しいです。
1年の間にその会社で得たものを見直す
転職先の面接官が見ているポイントはあなたが「その会社で何ができるか?」です。辞めたいと思っている会社でも1年間に何か得たものは必ずあります。その得たものを活かすことができる転職先を探すことで見えてきます。仕事をしている中で、自分自身が成長できたことをメモしておきましょう。こういったメモは後に見返すことで転職の役に立ちます。
「どう成長したかわからない」という方に、社会人としてまた0からスタートできる派遣社員という働き方があります。悩んでいる間に給与と時間がなくなってしまう前に派遣社員として経験と給与得て心の余裕を取り戻すことも大切です。