教育を放棄する派遣先は注意!
派遣先の指揮命令者は派遣社員に働き方や業務について常に指導・教育する義務があります。もし、教えることのできない状況であれば、派遣元の営業担当に相談しましょう。こうした状況は自分から派遣先に相談するより、あなたの上司にあたる営業担当から伝えてもらった方が効果があります。派遣会社の営業担当が上手く派遣先に取り入ってくれるため、角が立つこともありません。
派遣会社の営業担当へ相談する前に確認すること
状況の整理
自分の仕事状況や業務の進行業況を改めてまとめます。周りの状況も含めて確認し、「なぜ教えてくれないのか?」という点を明確にしましょう。
単純作業の仕事場でないこと
仕事場が流動的で単純作業の職場では何度も教えられることは少ないはずです。そもそもが企業にとって緊急要員・代打としての意味を持つ「派遣社員」なので、何度も聞いている内に、派遣先から「なんで教えたのに覚えてくれないの?」「無能な派遣社員」と思われていることもあります。
指揮命令者が職場に不在のことが多い
派遣社員を指導・教育する立場にある指揮命令者が職場にいないことは大変問題です。不在のことが多い場合は、常に社内にいる方を指揮命令者に変更する必要があります。
周りに派遣社員が少ない
派遣社員の扱いに慣れていない職場だと、「派遣社員は即戦力だから」という目で見てしまい、指導しなくてもよい・指導することが失礼だと勘違いしている派遣先も実は多いです。
派遣先の指揮命令者は派遣社員に業務を教える義務がある
派遣元の営業担当がこの状況の改善するために、相談する相手は指揮命令者です。指揮命令者に派遣社員を教える義務があることを再確認させます。それでも改善されていない場合は、派遣先責任者に伝えます。派遣会社も段階を踏んで伝えることで派遣先に「事の重大さ」を理解してもらいます。
派遣会社の営業担当が無能な場合
一番最悪な状況は、派遣会社の営業担当が無能で何もしてくれないケース。「やります、やります」と営業担当が言っていても、全く状況が改善されていないことがわかれば、派遣先責任者に確認しましょう。又は次回更新までどうにか頑張って派遣会社ごと変更されることをおすすめします。
他の派遣会社が扱っていない派遣先、新規派遣先が多い中小派遣会社や専門系派遣会社は往々にしてこのような状況になりがちです。個人の営業成績ばかりに気が取られ、無理やり派遣した可能性もあります。派遣社員の気持ちを考えられず、「とりあえず頑張ってみましょう」と精神論ばかりを口癖にしている営業マンや派遣会社は要注意です。あまり案件を持っていないと、派遣先との仲を円満に保とうと、派遣社員ではなく派遣先へのゴマすり体質な派遣会社となってしまいます。
いつまで経っても仕事がしづらい派遣先は派遣会社ごと変更する
派遣会社に相談しても、派遣先の状況が変わらない場合は派遣会社ごと変更しましょう。派遣会社は全国にゴマンとあるので、そこに固執する意味は正直ありません。「派遣会社を選び直すことができる」という働き方ができるのも派遣社員ならではのことです。働きやすい場所を自分で自由に決めることができます。