派遣先を変えたい場合の2つの方法
派遣先を変える、つまり派遣先を「辞める」方法は2つしかありません。それは、「契約を途中で切る」か「契約を満了する」かです。
派遣は全て契約で成立しているため、原則として後者(契約満了)の方法を取らなくてはならないのですが、例えば派遣切りなど一方的に派遣先が契約を解除するケースも度々起こっています。
そして、派遣社員側からの一方的な解除もより頻繁に起こっています(バックレ・音信不通など)。
派遣先を変えたい!もう無理な時の手続きの流れ
今回のケースは、「派遣」という三者間取引において、派遣先と派遣会社を排除するあなただけの単独行動です。
例えば前回紹介した「派遣先から派遣会社の移籍依頼を受けた場合」とは違い、言うなれば派遣先と派遣会社両者に迷惑をかける行為となるります。
以下に手続きの方法を紹介していきますが、生半可な気持ちであるならしっかり契約をまっとうするようにして下さい。
新たな派遣会社に派遣登録して仕事を決める
一番最初にすべきことは、派遣先を辞めることではなく、新しい派遣会社と派遣先を決めることです。
今の派遣先は保険としてとっておき、まずは派遣会社への登録と事務手続、大筋の派遣先のめどを立てておくことが先決。
そもそも派遣というのはスマートフォンや車と同じで「乗り換え需要」であるため、派遣会社の方もあなたの事情を十分理解しているはずです。
登録時は必ず「今現在就業中であること」を伝え、自分の希望をできるだけ素直に伝えるようにして下さい。そうでないと派遣先と派遣会社を変えてまで行動する意味がありません。
就業の意思が明確で向上心があり、働いている実績があるスタッフは本当に貴重です。すぐに仕事がみつかるはずです。
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旧派遣会社の担当営業マンに契約を終了したい旨伝える
旧派遣会社や派遣先に何の未練もなければバックレてしまっても構わないのですが、世間というのは狭いもので、それはあまりおすすめできません。
従って、まず担当の営業マンに対して「契約途中であることは重々承知していますが、いついつに仕事を辞めます。」と明確に期日を含めて伝えてください。
「やめようと思っています」など、曖昧な伝え方をすると辞められません。
当然ですが「考え直してほしい」「もう少し頑張ろう」と引き止めにも入るはずで、情に弱い方はブレてしまうでしょう。
そのために先に派遣会社と派遣先を決めてしまって、あなた自身の退路を断ってしまうのが良いのです。「①」の目的はここにあります。
新たな派遣会社・派遣先で就業スタート
旧派遣会社における手続きというのは実は何もありません。仕事を開始するための手続きはたくさんありますが、辞めるのは簡単です。
その代わり本当に「何も」残らないので、先程も解説した通りあなた自身の強い意思が必要になるのです。
何も準備せずに勢いで辞めてしまうと、場合によっては新しい派遣会社で相手にしてもらえない可能性もあります。
「①」で登録・登録会・派遣先への職場見学も含め終了させておき、場合によっては就業の意思も伝えておくとよりスムーズです。
派遣先を変えたい場合は派遣会社を変える方が早い
事例としては、「契約満了」の派遣社員より、「契約の途中解除」で終わる派遣社員の方が多いため、それほど心配する必要はないのですが、同じ派遣会社で長く就業を続けていくには色々と不都合が起こります。
従って、今の自分の立ち位置・将来・スキルを真剣に考え、「この派遣先で働き続けることは時間の無駄」だと感じるのであれば派遣会社ごとそっくり変えてしまった方が、次へのステップアップは非常にスムーズです。
派遣先や派遣会社に忖度することなく、自分の意思を尊重することが大切です。
派遣会社の営業マンとの関係性を構築していくことは派遣社員としての生活を充実させる上で重要となりますが、過ぎ去ってしまった時間はどうにも戻りません。お金より大事なものは「時間」です。その時間を有効活用するためには、今の派遣先で契約満了まで働くより、新しい派遣会社と派遣先で働き始めたほうが「あなたにとっての」メリットは大きいのです。
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派遣会社を変えるデメリットは雇用期間の起算日のリセット
派遣会社が変わることで、あなたの「派遣社員としての雇用期間」がリセットされます。
これによって有給休暇・産休・育休などの起算日がリセットされるのはデメリットと言えるでしょう。
なお移籍前の派遣会社で6ヶ月以上雇用されていた場合も、取得した有給休暇は喪失します。
派遣先を変えたい人が派遣会社を変えるのは珍しいことではない
ここまでの説明を読んで、非常に手間がかかると感じたかもしれませんが、実は派遣業界において派遣会社を変えるのは何も珍しいことではありません。
派遣社員がより良い職場を望んだり、より良い条件の派遣先を見つけて派遣会社を変えてしまうということは日常茶飯事です。
営業をやっていた私も何度も経験がありますし、その度に派遣先に怒られました。
派遣社員は派遣会社にとっての「商品」ではありますが、その前に「人」ですし、それぞれに人生がありますので、派遣先を変えた方が自分の人生のためと思ったら変えるのも権利と言えるでしょう。
派遣先を変えたい場合の手続きやデメリットまとめ
今回は派遣先を変えたい場合の方法やデメリットについて紹介しました。
ずっと同じ時給・同じ仕事でも満足してしまっている派遣スタッフというのは、精神的にも技術的にも成長しているとは思えません。
能力のあるスタッフはどんどん辞めていきます。その代わりうちにもどんどん入ってきます。良い意味で循環しています。
ですからあなたにとって悔いのない選択ができれば一番。ただ本音を言えば「バックレ」だけは勘弁してほしいなぁ…というところです。