派遣会社が教える自分ではわからない仕事
「自分のことは自分がよく知っている」
そう思っている方がほとんどだと思います。だからこそ、派遣登録せず自分で就職活動をして転職先を決める人もいます。しかし、派遣登録の目的には派遣先を探すことが理由になっていることはもちろんですが、もう1つ理由があります。
それが、派遣会社の人との情報共有です。派遣会社は人と仕事をマッチングさせるプロです。そんなプロと話すことで新たな道を開いた人は何人もいます。
1年間の事務経験を経て受付として活躍
Aさんは、当初受付業務のお仕事を希望していましたが、社会人経験が少なかったため、一般事務への派遣を案内しました。
それでも本来の希望である受付が諦められず1年後の派遣期間が終了した後、1年間ビジネスマナーを学び、受付として派遣されるようになりました。1年以上も経験してくれば経験者となり、派遣先の見方も変わってきます。
営業職を退職後テレフォンオペレーターで活躍
女性の営業マンとして働いていたBさんは、飛び込み営業やサービス残業が理由で前職を辞めてしまいました。
しかし、Bさんは元営業ということもあり、今の給与を落とさず健康面を考慮できる仕事を探していました。従って、私はBさんにテレフォンオペレーターの派遣のお仕事を勧めました。
Bさんもそうですが、「え、テレフォンオペレーターですか…」と最初の印象はとても悪いものでした。しかし黙々と電話をかけることがその人に合っていたのか、電話では上手く話すことができて活躍されています。残業もなく時間になったらキッチリ帰れる、そしてとにかく高時給、そうした利点でBさんに勧めました。
単純業務でクレームを受ける仕事のため、精神面でダメになってしまうことが多いのですが、リアルの営業現場を体験したBさんには合っていました。
接客のアルバイト経験から車のショールーム
接客のアルバイト経験しかないCさんは、人当たりも良く話し方が非常に丁寧だったので国産車のショールームでの仕事を勧めました。
本人も何の仕事が向いているか理解できていない状況でした。しかし、車のショールームでは家族連れやお年寄りといった様々な年代の方が訪れるため、接客経験の多いその方にマッチしていました。
仕事のリアルを伝える
派遣会社に登録に来る人の中では「こんな仕事したい」とある程度決まっている人が多いです。
しかしやりたい仕事が自分に合っている仕事とは限らないことが多いのです。理想を抱いているからこそリアルな部分を話すと拒絶されることもあります。派遣会社としては、登録にくる方全員に職場を見つけてもらおうと考えています。変な職場を紹介するつもりはないので、もし自分の希望でもない職場であっても職場見学に行ってからでも断ることができます。それが派遣登録した意味とも思います。色んな職場を見て自分に合いそうな仕事を派遣会社で探してみて下さい。