ジャスネットの無期雇用派遣「ケイリーブ」についてまとめてみました

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経理職に特化した派遣会社「ジャスネットコミュニケーションズ」が2018年9月4日、無期雇用派遣サービス「ケイリーブ」を開始すると発表。一体どんなサービス内容なのか、他社との違いやジャスネットしかできないポイントは何なのかまとめてみました。なお、無期雇用派遣についての解説は省略しますのでこちらを参照して下さい。

簡単にケイリーブの特徴をまとめてみます。

  • 職種が経理に限定されている
  • 経理未経験者もOK
  • 雇用の安定を保ちながら正社員を始めキャリアが目指せる
  • 社会人経験は必須

制度がスタートしていないため実際に働いている方の口コミはありませんが、経理職として「正社員」やその先のキャリアを考えている方は申込みの価値があると言えます。

大手派遣会社の無期雇用派遣と大きく違う点は、派遣先への直接雇用の提案や、自社(ジャスネット)の専門職正社員として雇用するなど、「ゴール」を決めてくれているところです。大手サービスだと、ゴールが見えづらく半永久的に無期雇用派遣社員として漬け置きされるデメリットがありますが、ケイリーブの場合はそれを解消してくれています。

ケイリーブは職種が「経理」に限定

ケイリーブで応募できる仕事は「経理」のみです。また経理経験が無い方も対象としているため、実務経験を積みたい方や、簿記検定や会計資格のアウトプットの場を求めている方におすすめです。ちなみに私は過去経理部にいた経験があるのですが、未経験であっても経理職は身につけることができます。しかし相当大変です。

経理は、毎日やること・週に1回やること、月に1回やること、四半期に1回やること、年に1回やること、とルーティーンワークを一定の周期でこなしていきます。そのため単純なのですが1年で全てを身につけるというのが実は難しい仕事です。1年経ってようやく全体像が見えてくるため、なかなか未経験者を雇い入れてくれる会社が少ない現状です。

ですから「経理をやりたい」と考えている方には、ケイリーブは良い環境と言えるでしょう。

ケイリーブの応募資格

・高校卒業以上、もしくは同等程度の学力がある方
・日商簿記3級以上の資格をお持ちの方、もしくは同等程度の知識がある方
・社会人経験がある方(経理経験は不問)

ケイリーブ:https://www.jusnet.co.jp/services/keiri-bu/

なお、「簿記検定3級」は合格率40%程度の平易な資格です。経理専門職の派遣会社で将来的に正社員やビジョンがあるなら最低でも取得しておくべきでしょう。簿記検定は数ある検定の中で最も実践に活かせる(実務寄り)な資格なので就業前の予習にもなります。

ケイリーブのメリットと将来のビジョン

ケイリーブと他社大手派遣会社と大きく異なる点は、雇用の安定を保ちながら正社員を始めキャリアが目指せるところです。

ほとんどの派遣会社で提供されている無期雇用派遣は「雇用安定」のみをPRし、派遣社員の将来をあえて見えづらくしています。派遣社員の思考を停止させ、派遣会社が有能な派遣スタッフを抱え込む目的で行われています。

しかしケイリーブでは、有能な派遣スタッフはどんどん企業へ手放し、場合によっては自社で正社員として雇用するなどして、派遣スタッフの将来も用意しています。しかしまだサービスインされていないので実際どのようになっていくかは今後のジャスネット次第。もし私が同じ立場であれば、ジャスネット上で具体的な数字(正社員への転換率など)が出るまで申し込みは避けると思います。

例えば、テンプスタッフのファンタブルでは、まさにケイリーブと同じ形をとっています。恐らくケイリーブが制度を真似たのだと思います。ファンタブルは既にサービスを開始し、1年以上経過し、具体的な数字も集まってきています。母数としての求人案件も多いため、まずはこちらで様子を見るのも自分のキャリアを考えた一つの手段と言えます。

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