リクナビ派遣とリクルートスタッフィングの違いは?
運営形態が違う
リクナビ派遣とリクルートスタッフィングの違いを、画像で簡潔にまとめました。
要約すると、リクナビ派遣は求人を掲載している求人情報サイトで、対するリクルートスタッフィングは派遣会社です。
リクナビ派遣は、「タウンワーク」や「ハローワーク」、「はたらいく」などをイメージしてもらえれば大丈夫です。
派遣社員として働きたい場合、一般的には派遣会社に登録をしますので、とりあえずリクルートスタッフィングに登録しておけば間違いないでしょう。
派遣会社のリクルートスタッフィング
求人数 | ★★★★★ |
地域 | 全国 |
福利厚生 | ★★★★★ |
営業マンの対応 | ★★★★☆ |
総合評価 | ★★★★★ |
- 時給2000円以上の求人が多数
- LINE、電通、Yahooなど安定した優良企業の案件が豊富
- 正社員雇用を前提とした求人が多い
- 福利厚生が充実している
リクルートスタッフィングはあのリクルートが運営している派遣会社で、求人数の質・量ともに優れています。
それだけに高時給の求人も数多くあり、たとえば事務系でも時給2000円以上の求人が常時100件以上あります。
正社員への雇用が前提となっている紹介予定派遣の求人も多いので、社会人経験がある方にはおすすめです。
運営会社が違う
リクルートスタッフィングもリクナビ派遣も、大手人材会社の「株式会社リクルート」が運営をしています。
ただ、細かく言うと、リクルートスタッフィングは「株式会社リクルートスタッフィング」が運営しているのに対し、リクナビ派遣は「リクルートジョブズ」が運営しています。
※2022年追記
リクナビ派遣ですが現在は株式会社リクルートが直で運営しています。
リクナビ派遣は昔から運営会社が定期的に変わるため、また変わるかもしれません。
仕事の探し方が違う
リクナビ派遣は求人サイトなので自分で求人を探して申し込む必要がありますが、リクルートスタッフィングは登録をすると自分で探さずとも営業から求人を紹介されます。
正直なところ両者の違いがわからなくても派遣社員として働くことはできます。
派遣として働く上で最終的に行き着く先はリクルートスタッフィングなどの「派遣会社」になるので、求人を探す際にリクナビ派遣が挟まったかどうかが問題になるだけになります。
「就活」を例に考えると、リクナビやマイナビなどの求人サイトで就職先を探すのか、求人サイトを見ずに直接企業にアポを取って面接を受けるかの違いです。
派遣の場合、「派遣会社に登録=派遣会社に就職」というイメージで、その後また仕事の紹介があるのでわかりにくいのですが、制度上の窓口が異なるだけで、私たちにとっての出口(派遣社員として働くこと)は全く一緒です。
リクナビ派遣に無いリクルートスタッフィングのメリット
福利厚生が存在している
リクナビ派遣はあくまでも求人を紹介するだけのサイトなので、福利厚生は一切ありません。
応募する求人の派遣会社の福利厚生が充実していれば問題ないですが、ブラックや中小の派遣会社の場合は福利厚生はほとんど望めないでしょう。
対するリクルートスタッフィングは、リクルートが運営しているだけあって派遣会社でもトップレベルの福利厚生があります。
大手ならではの研修制度はもちろん、登録後の福利厚生も正社員と同等程度に付与され、派遣社員として働く上で非常に安定しています。
百万人を超える登録者がおり、2015年には厚生労働省による厳しい調査・審査を通って優良派遣事業者として認定されているのは伊達ではありません。
派遣会社は派遣社員にとって直接的な「雇用主」となるため、どこに登録してもいいわけではありません。
福利厚生や担当営業マンの質など、「実際にそこに就職する」ことを前提に選ばなければ損をすることが多いです。
サポートが充実している
リクナビ派遣のような求人サイトで「良さそう!」と思った仕事があっても、あくまで求人を掲載しているだけなのでサポートは一切ありません。
一方、リクルートスタッフィングは派遣会社なので、応募する際は厚いサポート、フォローをもらうことが可能です。
リクナビ派遣はあなたに登録してもらうことがゴールなので、登録後にサポートをする意味がないのですが、リクルートスタッフィングは登録してもらった後に派遣先で働いてもらうことがゴールなので、実際に働くまで手厚いサポートが受けられるのです。
リクルートスタッフィングに無いリクナビ派遣のメリット
求人サイトなので幅広い求人を確認できる
リクナビ派遣はリクルートグループが運営する派遣求人のサイトなので、リクルートスタッフィングが保有していない派遣業界全体の派遣案件を見ることができます。
これは、派遣会社は登録しても自社で抱えている案件しか見ることができないのに対し、リクナビ派遣などの求人サイトは全国の派遣案件を企業間の垣根を越えて一覧で見ることができるからです。
自社で広告媒体を持っていなかったり、知名度が低い派遣会社は、リクナビ派遣などの求人サイトを広告代わり(集客)に利用することも関係しています。
派遣会社は広告費を支払うことでリクナビ派遣のページに求人を掲載することができます。
結局、派遣会社に登録する必要がある点に注意
求人サイトはあくまで応募するだけなので、結局求人を出している派遣会社に本登録をしないと選考には進めません。
「いい案件を見つけた!」と思っても求人元がリクルートスタッフィングだった場合、結局はリクルートスタッフィングに登録をして手続きを進めていくことになります。
就活中にお世話になったリクナビやマイナビは「リクナビ派遣」と同じ分類です。細かい話になると異なりますが、イメージです。
リクナビ派遣とリクルートスタッフィングはどちらがおすすめ?
登録するならリクルートスタッフィングがおすすめ
結論から言ってしまうと、登録するのであればリクルートスタッフィングがおすすめです。
私は派遣会社で勤務していた経験があるので、その立場で少し裏情報をお話していきます。
単純に両者の特徴を見るとリクナビ派遣の方が多くの案件を見ることができますし、魅力的に思えるかと思います。
しかし前述した通り、仮にリクナビ派遣に登録しても、結局求人の掲載元は大手のリクルートスタッフィングや「スタッフサービス」等であることが多く、二重で会員登録する手間がかかります。
大手派遣会社から申し込んだ方がお得で失敗もない
例えばリクナビ派遣で自分に合ったいい仕事を見つけたとします。
ただそれは「案件」「募集要項」が魅力なのであって、リクナビ派遣がいい会社というわけではないです。
派遣社員は例えばLINEやYahooのような一流企業に派遣されたとしても、雇用主になるのは「派遣会社」です。
そのため、リクナビ派遣に登録しても実際に働く時に、リクナビ派遣は無関係なので仕事の裏側が見えにくく、就職に失敗するリスクが高くなります。
そのため、リクナビ派遣よりもリクルートスタッフィングと、大手の派遣会社1~2社に登録した方がスマートに派遣先を探すことができるでしょう。
求人数 | ★★★★★ |
地域 | 全国 |
福利厚生 | ★★★★★ |
営業マンの対応 | ★★★★☆ |
総合評価 | ★★★★★ |
- 時給2000円以上の求人が多数
- LINE、電通、Yahooなど安定した優良企業の案件が豊富
- 正社員雇用を前提とした求人が多い
- 福利厚生が充実している
求人サイトでなく派遣会社に登録する際の注意点
「派遣会社に登録」=「派遣会社に入社する」と理解しておく
例えば「リクルートスタッフィングに登録する」ということは、つまりリクルートスタッフィングに入社する(入社できちゃう)という意味です。
断じて派遣先の会社に雇用されるわけではないので、注意をしましょう。
登録前に派遣会社の調査が大事
せっかく良い仕事・案件が見つかっても、あなたの雇用主である派遣会社がめちゃくちゃだと様々なトラブルが起きます。
- 掲載されていた仕事内容と違うことをさせられる
- 個人情報が漏れる
- 育休産休が取得できない
- 有給を使うことができない
- 不当な派遣切りに遭う
- 契約書類を勝手に書き換えられる
- 派遣先で問題があっても相手にしてくれない
- サービス残業をさせられる
上記のような、信じられないことが起こります(上記は実際に起っている問題です)。
これが「派遣」のイメージが世間的に悪い原因でもあります。
すべての派遣会社が福利厚生や資格取得支援制度などが充実していて、女性も働きやすい環境であるとは限らないのです。
従って、派遣会社から登録するか、派遣求人サイトから登録するか、どちらが良いという話ではありませんが、どちらにしろ「派遣会社をよく調べる」ということが重要です。
その辺の中小派遣会社は避ける
派遣業界(人材業界)はあなたが思っている以上に闇が深い業界です。
何しろ派遣会社の数は非常に多く、コンビニを超える8万もの営業所が存在しています。
当然、その中には金儲けしか考えていないヤバい会社も多いので、むしろリクルートスタッフィングのような優良派遣会社の方が少数派とも言えます。
中小の派遣会社でも優れた所もありますが、上級者でなければ見極めは無理なので、まずは大手の派遣会社複数に登録するのが無難です。
リクナビ派遣とリクルートスタッフィングの違いまとめ
今回はリクナビ派遣とリクルートスタッフィングの違いについて解説しました。
私が個人的に推奨するのは二度手間になり、ブラック派遣会社を引くリスクもある求人サイトでなく、リクルートスタッフィングやテンプスタッフをはじめとする大手の派遣会社への登録です。
大手派遣会社と聞くと初心者の方は敷居が高いと感じ敬遠してしまいますが、むしろごく一部を除きブラックだらけの中小や地方密着の派遣会社の方が敷居が高いです。
大手の方が新規登録の間口も広く、福利厚生やサポートも優れているので、最初はリクルートスタッフィングの他に1~2社の派遣会社に登録すべきでしょう。
また、リクナビ派遣に登録して仕事を探すより、直接派遣会社に登録して仕事を探した方が、ある程度の「派遣会社フィルター」がかけられた状態で案件を見ることができます。
初心者におすすめの派遣会社!スタッフサービス オー人事net
求人数 | ★★★★★★ |
地域 | 全国 |
福利厚生 | ★★★★★ |
営業マンの対応 | ★★★★★ |
総合評価 | ★★★★★ |
- 求人数・登録者数・売上高ともに人材派遣業界No.1! ※2020年3月度日経バリューサーチ調べ
- 日本全国47都道府県をカバー! 地域を選ばず求人が探せます
- 求人数・登録企業数も日本最大!
- すぐに働きたいという方でもOK!来月からの仕事も多数!